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散弾銃「フジスーパーオート」の紹介

2021.10.18

コラム

嵇です。

 

 前回の銃弾に続き、仕事で使用している鉄砲を紹介したいと思います。
おおち山くじらでは現在、従業員二人が「フジスーパーオート」という散弾銃をそれぞれ一丁所持しています。

 

 フジスーパーオートは豊和工業が日本国内で開発、製造した(半)自動式散弾銃で、1971年製造開始から約20年間売れに売れた名作銃です。そのおかげか、製造中止になって20年以上経った今でも、手頃な価格の中古品が市場に多く出回っており、手に入りやすい散弾銃となっています。現在でも十分現役で活躍できますし、補修部品の入手や修理も容易です。銃の信頼性や耐久性はもちろんのこと、フジスーパーオートの一番の特徴は「軽い」ことです。スラッグ弾(イノシシなどを止め刺しする一発弾)用銃身を装着した場合で約3キロになり、同じタイプの自動銃と比べて0.5~1キロも軽いです。軽い分、鉄砲を構えても腕が疲れずらく、取りまわしがしやすいです。さらにもう一点、フジスーパーオートのすごいところは、結構簡単に機関部を分解できてしまいます。(下記写真参照) 機関部の中は火薬の燃えカスなどがたまっていることがあり、分解して清掃することで動きが滑らかになります。ちなみにこの分解手順は、アメリカ人がアップしてるyoutube動画や解説ページを参考にしました。この銃は海を渡ってアメリカでも販売されていたので、銃大国アメリカでも愛用している方が一定数いるようです。さすがは大セールスを記録した名作銃ならではですね!

 

 というわけで、ハンター初心者が最初に所持する銃としても、狩猟や有害駆除にガンガン鉄砲を使用したい方にも、フジスーパーオートはおすすめの一丁です。以上、私からの愛銃自慢でした笑。

ピン抜き工具、ハンマー、マイナスドライバーの3点でここまで分解できます。