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豚熱感染確認区域内のジビエ利用について

2023.12.24

地域の取り組み

4月26日に隣町の川本町、4月28日に美郷町内で豚熱に感染した猪が発見されました。
それから8カ月が経過しました。当社の近況についてご報告致します。

 

豚熱に関する、いままでの状況報告

5月2日 おおち山くじら、イノシシ肉の減産および生産見合わせについて

6月7日 豚熱発生に伴う当社の対応について

8月9日 豚熱の近況報告(予想外に猪肉生産が順調です)

 

豚熱の感染拡大は、当初想定していたよりもゆるやかでしたが、それでも徐々に広がっていきました。

10月上旬には美郷町のほぼ全域が豚熱感染確認区域(豚熱にかかった猪が発見された地点から半径10㎞以内の地域)となりました。

感染確認区域で捕獲された猪は、基本的には販売自粛を要請されます。また、販売する場合はその猪が豚熱陰性であることや感染拡大させないための体制構築が求められます。

これを受け、株式会社おおち山くじらでは島根県の家畜保健衛生所に指導やアドバイスをもらい、感染確認区域内で捕獲された猪も処理施設に受け入れ、全頭PCR検査を行い、陰性証明を得たうえで食肉の出荷ができるよう、仕組みを整えました。

捕獲した猪は血液等が漏れないようにカバーをして食肉処理場に持ち込み、PCR検査を行います。PCR検査で陰性だったもののみ、食肉の製造ラインにのり、食肉となります。使用した備品類も入念に洗浄し、交差汚染にならないよう徹底しています。

 

これまでよりも、とても手間がかかる作業ですがこの地域でせっかく始めた事業を継続したいという思いで、どうにか続けております。

販売する商品はすべて、検査の結果、豚熱ではないという証明が得られたものです。

これまで同様、安心してお召し上がりいただければと思います。今後ともおおち山くじらをどうぞよろしくお願い致します。