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イノシシ肉の旬はいつ?
イノシシ肉の旬は秋
そう思われている方は少なくないと思います。
確かに、秋から冬にかけて真っ白な脂を蓄えたイノシシ肉のおいしさは格別ですよね。
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きっと多くの人がイノシシ肉と聞いて思い浮かべるのは、寒さの厳しい季節、大きな鍋にごぼうやきのこ、白菜、油揚げを入れ、紅白の美しいイノシシ肉を豪快に入れた牡丹鍋。ひとくち食べると口の中で脂が溶け、ひたひたにつゆのしみた白菜や油揚げが食欲に拍車をかけます。
寒さが美味しさをつくる、身体が温まるごちそうのひとつですよね。
…じゃあ、ほかの季節は?
長年猪を捌き、その脂乗りや香りのデータをまとめてきた私たちが、特に猪をおすすめしたい季節「春」に注目してみました。
実はこの地域で春に捕獲される猪は、冬に負けないほど脂乗りが良いのです。
そして、冬よりも脂身がさっぱりしているため、赤身の美味さも存分に味わえます。
脂身がさっぱりしているからこそオススメしたいのは、昆布だしにそっとスライス肉をくぐらせ、塩のみで食べるしゃぶしゃぶです。口の中ですっと溶ける脂に柔らかな繊維を噛むと広がる春イノシシ肉の味はシンプルな味付けが一番です。
今回、弊社の食肉施設に搬入された猪のうち、気象庁の区分でいう「春」(3月~5月)に捕獲された春イノシシの分類を集計しました。
弊社では猪の脂乗りやサイズを見て、最良をSランクとし、次に良いものをAランク、Bランクと分けています。
今回、データを集計するにあたって同じ猪でも部位によってSランクとAランクが混合している個体は「SA」、AランクとBランクが混合している個体は「AB」と表示しています。
この円グラフから見てとれるように、最も大きな割合を占めるのがSランクのイノシシ肉で10頭になります。次に多いのがAランクの個体で7頭です。
ランク外が8頭となっていますが、これは個体サイズが小さく、ペットフードやミンチ加工用等の肉となります。
結果、春には脂乗りの良いSランク猪が多く捕獲されました。
Sランクの背ロースであれば、下記のような状態のものです。
猪の主な食べ物として、5、 6 月がタケ類(それぞれ 80.4%,41.1%)(小寺ほか2013)という研究結果も出ている通り、春にはタケノコを多く食べています。
この研究結果が8年前ということもあり、春の気温が上昇しつつある現在では4月以前から生えだしたタケノコを猪が食べている可能性は高いですね。
タケノコはタンパク質やミネラルを多く含んでいる栄養価が高い食べ物であるため、猪の魅力である美味しい脂と肉の源となっています。
今回は、この私達イチオシの春イノシシを是非皆さんにも楽しんでいただきたいと思い、春イノシシの商品を特別に企画しました。
【春イノシシ肉の限定販売!】
おおち山くじらー天然イノシシー《STORES》:春イノシシバラ(200g)¥1,730
今回販売する春イノシシは、2021年5月6日に捕獲された59kg、Sランクのメスになります。身体が大きく、しっかり脂がのっているため他部位も全てSランクになっています。
イノシシ肉の知られざる旬、春の味もご賞味あれ!